Interview 社員紹介

宇野令一郎
Reiichirou Uno
2009年入社
執行役員
インターナショナル・
スクール事業担当

ルーティーンはないと覚悟し、学びながら実行するのが
Aoba-BBTのカルチャー

キャリア

金融機関、ベンチャーキャピタルを経て、Aoba-BBTに入社。投資家目線から海外で急成長するeラーニングの日本での普及を調査していたのが、やがて大学院に入学し、学問として研究に取り組むように。熊本大学大学院教授システム学を専攻し、修士修了後は同大学で非常勤講師を勤め、役員の仕事と並行して人材育成にあたる。

入社を決めた理由

理由は2つあります。Aoba-BBTの運営するビジネス・ブレークスルー大学(以下BBT大学)の「国際的視野と開拓者精神を持つ人材を涵養(かんよう)する」、という建学の精神に同意したからです。私は中学生くらいから、自分は世界のどこでも誰とでもやっていける人間になりたいと思っていて、今もそれを追及しています。人生の折り返し地点だった37歳くらいの時に、私のような考えを持つ人間を増やすこと。もうひとつは、熊本大学でインストラクショナルデザイン(※1)とeラーニングを学問として学んだ後に、それを実践できる機会に遭遇したことです。大学の修士仲間から、Aoba-BBTで日本初のオンラインで経営学士の学位が取得できる学部課程を設立すると聞き、とても興味を持ちました。ファイナンスの概念から資産運用にはポートフォリオと分散投資があり、以前だったら浅く広く分散投資をしていたのが、今回は100%オンライン教育に自分を投資しようと思って入社しました。

※1:効果的、効率的、魅力的な学習環境を設計・開発するための研修設計メソッド

現在の業務について

私のセクションは特殊で、ひと言で表すと知的ガテン系、いや知的格闘技系です。頭をフルに使って、かつ体も使って情報収集しミッションをクリアしていく働き方から、社内ではSWAT部隊と言われています。新規事業を立ち上げるにあたり、普通なら外部リソースに頼るところ、Aoba-BBTでは全部自前で用意しないと先に進みません。わかりやすい例で、Aoba-BBT大学の学部課程立ち上げ時の話をします。その頃、新聞に全面広告を出すミッションが入社したばかりの私に与えられました。未経験で何もわからない中、広告とは何なのかを一気に学び、頭の中に汗をかく思いでひねり出したコピーが「教えない大学」。このキャッチコピーは、今でも大学の育成方針に生きています。

Aoba-BBTの「外部リソースに頼らない」というカルチャーは、プロジェクトがM&Aであっても一貫しています。アオバジャパン・インターナショナルスクール(以下AJIS)でのM&A時には、M&Aに必要なファイナンスやアカウンティング、ヒューマンリソースマネジメントといったノウハウを自分たちで探し、蓄え、プロジェクトを遂行しました。マーケットがどこにあるかといった立地調査も同じで、リサーチ会社には頼りません。歩いて調べる、あるいは自転車に乗って汗をかき、自分たちで地域情報と位置情報を取ってきます。頭と体を使い判断する、これもAoba-BBTのカルチャーです。

仕事のやりがいを教えてください

BBT大学の経営学部が開学し、最初の卒業生を送り出す頃にちょうどAJIS子会社化の話がありました。平均年齢10歳くらいの生徒たちの国際教育事業に携わることは、世界のどこでも誰とでもやっていける人材を育成したいと思っていた私にとって、やりがいがないわけがありません。18歳以下を対象にする国際人教育事業は、世界的にも急成長している分野で、将来性があります。
そして今のAJISグループは、世界標準のカリキュラムとして知られる、国際バカロレア(IB)とケンブリッジ大学国際教育機構の2大国際教育プログラムの認定を受けている、日本で唯一の教育機関です。私が命題として掲げる「パラダイムシフトを起こす人材をつくる」未来の原石を、ここから輩出できるものと、やりがいを感じています。

今後どのようなキャリアを築いていきたいですか

Aoba-BBTが目指すのはインターナショナリズムが体とマインドに備わっている人材育成です。またオンラインは、インプットに対する時間を最小化する最強のツールです。個人別にマスターする時間が異なることに着目したパーソナライズドラーニング、ニーズのレベルに合わせたアダプティブラーニング、そして今すぐ知りたいことを超短時間にビジュアルで学べるマイクロラーニング、これらはオンラインだからこそ可能な学習法です。

一方的に教える授業が、10年後には「あれは何だったんだ」と思うような、そんな未来を作っていきたいです。

メッセージをお願いします

昨今の『自己肯定感』は前向きなマインドセットとして良い意味に受け止められていますが、これは「根拠のない自信」にも置き換えられ、海外では危険視されることもあります。私は『自己効力感』に重きを置いて、自分ならこうすれば達成できる、という見通しの立てられる方と一緒に仕事がしたいです。

最後になってしまいますが、Aoba-BBTグループは教育機関としてもユニークですが、人材の配置についてもフレキシブルで独自性に富んでいます。プロジェクトベース型の仕事が多く、進行や管理は個人の裁量に任されています。女性だけでなく男性も育休が取れ、時にはリモートでも仕事が可能です。あと、福利厚生施設の充実ぶりも自慢できます。